性格と自主練の考え方

今日は陸上をしている高校生の子との会話を書いて行こうと思います。


通院はオーバーワークからの腰痛です。

以前、同じようなオーバーワークから腰椎分離症になっている子で、今回も、それに近いような痛みが出ているとの事でした。

検査の結果、骨に異常はなくオーバーワークという結果でした。

筋肉を触ってみた結果、筋肉の筋緊張と疲労がかなり見えており、臀部の指圧では、ひきつりの様な軽い痙攣があるような状態でした。

話を聞いていると、休みの日も何キロも走っているようで、筋肉を休めていない状況でした。

中学生、高校生に多いのですが、練習にまじめな子は、1日でも休むと「パーフォーマンスが落ちる」とか「下手になる」と思っている子が多く、先生に休みの日も自主練するようにと言われると、ストイックに頑張る子が多くいます。

今回の子も、そのタイプで休みの日も自主練を頑張ってしまうタイプです。

そこで、その子に指導させてもらった事は、「自主練を筋トレに変えるか、ゆっくり休む日に変えたらどう?」と提案しました。

筋肉は休ませないと成長しないですし、休むというリセットがないと、感覚的なものにリセットがかからず、常に筋肉が興奮している状態やフォームの崩れが定着してしまいます。

これも性格によると思いますが、やれ!と言っても力を抜く子は抜きますし、真面目な子は、やれ!と言われると全力でやります。

指導する側は「休みの日も自主練しとけよー」と全体に向けて発言するケースが多いので、自分の性格を理解して自主練の仕方を考える事も大事です。

休む事を罪悪感に感じるのなら、陸上であれば腹筋や背筋など普段負荷が少ない場所への筋トレをして下半身を休ませるなど、自主練にも工夫が必要となってきます。

柔軟をする自主練でもいいですし、自主練の幅を広げて考える事が重要です。

また、休む事も練習ととらえる必要もあります。

休ませることで、脳もリフレッシュされ『新たな考え方』や次『週の練習への取り組み方』も考えれるので、休み方のマインドも大事です。

特に持久力が必要なトレーニングは、持久力と筋トレを使い分けて上手に筋肉を休ませる必要があると思います。

それに加えて、性格的に真面目な子は休むという事をしっかりと行い、休むと身体に起こる良い反応というのを理解する必要があると言えます。

『練習も量より質』という事を聞きますが、量をこなす上で、質が高まり、量をこなせるようになります。

量をこなす→休む(考える)→質が高まる→改善された量をこなす→質の高い練習量になり練習の効率化が高まる

僕はこのようなサイクルを生むと考えているので、休む事は重要な事で、考える時間は必要だと感じます。

自己管理はスポーツをし続ける上で、とても重要な事なので、自分の性格を理解し取り組む事が、とても大事な事です。

自分の性格を理解するというのは難しい事ですが、一つの目安としてトレーニングをしていて疲労的な痛みが出ているのではあれば、真面目な性格なので、休むという事を取り入れても良い気がします。

以上、『性格と自主の考え方』でした。

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